新型コロナが少し落ち着いて徐々に行動できる範囲が広がり、心が解放された気分になった。そして今まで溜まっていたモヤモヤした感情が爆発してついに“やっていしまった”という男。
私は白昼堂々と下半身を露出していた男を目撃しました。
普通の女性なら驚いて慌てふためくであろう、が、私は普通の女性ではない。
女王様だ。
相手がド変態であるほど燃え上がる、同じ変態性質だと自負するほどのド変態だ。
―その場に居合わせた私は持ち帰ることにしました。
どこかでもこんな話しを聞いたような見たような気がするが、まさか自分にも同じ出来事が起きるとは神に感謝しました。
誰かに見られるとこの変態を持っていかれる(警察に)ととっさに思い、ズボンをはかせ
「家来る?」
考えなしに言葉を発していた。
今思えば軽率だと思いますが、良いも悪いも後付けでしかない、自分の行動には責任を、このチャンスを逃す手はない、頭の中で自分との会話が繰り広げられていたが煩悩には抗えない。
露出好きの男は多い
冬や夏は露出好きが増殖する傾向があります。
ついこの間も下半身を露出した疑いで男性が逮捕されています。
出したい、見せたい、見て何かしらの反応が欲しいそんな欲求が心の底にある。
「露出」
というこの言葉に胸踊らされ欲求を抑えきれない変態達が毎年毎年見つかっています。
もうこれは性だから仕方ないよね。
ただ人間社会でやると怒られるという不便な結果が待っているのだけれど。
この男も同じように見られたい願望の強い人でタケオと名付けました。
タケオは露出好きでマゾでした。(露出好きがみんなマゾというわけではないですよ。)
タケオはチンコを虐められたいマゾ
チンコを見られたいと同時に触って欲しい願望が強くて、居ても立っても居られないどうにも止められない症状に駆られるそうです。
オナ禁されると出したくて仕方がない状態と同じだと話していたタケオ。
大概の人は驚き逃げるけど、本当はそこで罵倒されながらチンコをボコられたいのだと。
なんというマゾらしい嗜好。
でも、普通にSMプレイ中にチンコを虐められるのでは全く感じないらしく、初対面で突然の出来事の中でボコられたいというこだわりよう。
さすがに私とは今後“初対面”の部分は当てはまらずその願望はもう叶えられないけれど、唐突にペットとして飼うことを提案しました。
「お前は今まで野生で生きてきたけど、これからは私のペットとして飼われるのよ。
その代わり、お前の心を十二分に満たしてあげるわ」
ペット生活が始まる
お互い社会人なので普通に会社に行き仕事をして日常を過ごします。
タケオには表向き普通の社会人として人の皮を被って生活をしてもらいますが、本当の姿は変態露出狂ペット。
首輪の代わりに常に貞操帯を嵌め、仕事以外では全裸で過ごし、私と過ごすときは基本檻に入っています。
そして普通の犬と同様の扱いをします。食事、排泄。可愛がるのも叱るのも犬と一緒。そこにちょっとSM要素を加えてるだけ。
そのペット生活での一番の楽しみはお散歩の時間。
動物の犬同様タケオも散歩のときは異常にテンションが上がります。
そのお散歩方法とはベージュのTバック一丁でボディーペイントをゴールデンレトリーバー風に柄を施し、犬耳のカチューシャと犬のしっぽ型のアナルプラグを付けて四つん這いで散歩します。
夜はパンツなし。
万が一人に見られたときは、芸の練習です。ととっさにごまかします。
まぁ、裏理由は“ペットの調教です”に変換されるけどね。こんな調子で野外調教を楽しんでいます。
お散歩は案外これでイケる。(他の人は真似しちゃダメよ)
嗜好以上のものを与えるとそれに順応する
タケオが本来好きなのは“初対面の人に下半身を見せチンコをボコられたい。”だけど、それを吹き飛ばすぐらいの快楽を与えると、好きの上書きができる。
私が女王様をやっていて感じたM男の習性のひとつです。みんながみんなそうじゃないけど、より楽しい、より気持ちいいの前では心を奪われやすい。
タケオもペットとして過ごすのが思いのほか気持ちよく、全裸で過ごし私に常に見られているという人と動物という生物の差、主従関係。飼われる快楽、虐められたい時に虐められるという今までにないシチュエーションに満足しているようです。
1人で性欲を満たしていた人間の頃から、2人で性欲を満たす倍増の悦び、本質的にマゾなので犬に落ちる気持ちよさがタケオにはピタッとハマった。
私は素晴らしいM男を拾った。
運命の出会いはどこに落ちているかわかりませんね。